ステンレスか人大か
新築やリフォームでキッチンの天板とシンクを、ステンレスにするか人大すなわち人造(人工)大理石にするか、迷う方が多いと思います。
私も迷ってあちこちショールームを見て回りましたので感想をお知らせします
まず、価格は人大のほうが高いのですが、最近はデザインの多様性で見栄えの良い人大を選択する人が多い様です。
もちろん、メーカーでも人大、ステンレスそれぞれいろいろとランク分けして取り揃えています。
人大については、独自で人大を製造するトクラス(ヤマハ)のキッチンが優秀なようです。独自で製造するので奥側の立ち上がり寸法も自由に設定できます。
ステンレスではやはりクリナップですね。特にシンクがアイデアを凝らしています。ホーロー路線を走るタカラのシンクも気に入りましたが高めのランクのものでした。
人大、ステンレス、どちらにしても、天板とシンクを同じにしたほうが良さそうです。同じにしないと継ぎ目ができます。継ぎ目にはシーリングが必要で、カビの付きにくいシリコンなどが使用されますが、劣化はさけられません。水回りは特に継ぎ目のシーリングは重要です。衛生面にも影響してきます。
なので、天板とシンクは同じものにして継ぎ目のないシームレスとすることが大事です。
うちでは30年来ステンレスで、特に気になる貰いさびや水垢などもなく、ほとんど弊害なく使用してきたこともあり、結局、熱に強いステンレスにすることにしました。唯一気になっていた水が落ちる音も最近のものは改善されて殆どしないようです。エンボス加工で水垢も目立たないとのことです。熱い鍋やフライパンをうっかりして直接置いても人大よりは大丈夫ということも決め手の一つでした。
ということで、クリナップが気に入っていっていたのですが、レンジフードの工事費が安いハウステックにして、キャビネットの底板もステンレスにしたのでした。